はるさんが利用していた薬やサプリを紹介します。
特に薬に関しては相性もありますので、全てのわんさんの状態がこの薬で良くなるわけではありません。なお主治医の先生との相談で、薬は一部非公開です。
サプリに関しては効果があるという情報とないという情報いずれもあるものになります。可能な限り吸収率や脳への到達性を考慮して選びましたが、抗酸化作用を謳った各種ポリフェノールについては、吸収率が絶望的に低いものがほとんどですので、効果はおまじない程度だったかもしれません。
薬
(体重: 2.5 kg)
+ プレドニゾロン (抗炎症薬)
脳炎を含む免疫治療では特に初期は必ず使用する薬です。
プレドニゾロンの増量は寿命の短さに直結します。増やさざるを得ないタイミングはもちろんあるかと思いますが、その量で服用を続ける時間が長ければ長くなるほど減薬が難しくなる薬です。あまり効果がないなと思った時などは、わんさんの体調を見てなるべく早めに少量ずつでも減薬出来ないか、獣医さんと相談してみてもいいと思います。
はるさんの脳炎は、朝あまり体調が良くない → 昼にかけてすこしずつ調子が上がる → 夕方から夕食後までは元気 → 夜から明け方にかけて最悪、というパターンだったので、試しに朝のプレドニゾロンを少し減らし、その分を夜にあげてみたことがありました。結果、夜はすこし楽そうになったのですが、昼の発作が増えてしまったため、結局朝に一度の投薬に戻しました。
基本は 1 日 2 回よりも、朝に一度に飲むほうが効果が高く、また肝臓への負担も少ないそうです。
効果の発現は飲み始め、もしくは減薬から 6 時間程度といった印象でした。
+ シクロスポリン (アトピカ)
副作用が少ない免疫抑制剤とのことでしたが、残念ながらはるさんの場合はあまり効きがよくありませんでした。
シクロスポリン服用後 5 日目でもはるさんの体調は悪化する一途だったので、セルセプトに変更しました。プレドニゾロンの耐性を弱める効果があるそうで、もし合う場合は良いお薬かと思います。
カプセルが大きめで割って与えることができないため、はるさんの場合は飲ませるのに苦労しました。猫さん用だと液体のお薬があるそうで、犬にどのくらい効くかは不明だそうですが、主治医の先生は実際にわんさんに使ってみたことがあるそうです。どうしても飲んでくれないときには、獣医さんに相談してみてください。
+ セルセプト (免疫抑制剤)
はるさんはセルセプトとは比較的相性が良く、シクロスポリンからの変更後 4 日程度で症状が落ち着き始めました。
副作用は間質性肺炎や、骨髄抑制による貧血など。貧血は鉄分サプリ等で補ってあげてください。薬価は高めです。
+ フェノバール (抗てんかん薬)
発作症状が出ると処方されることが多い薬かと思います。
プレドニゾロンと一緒に一定量を一定の期間服用していると、必ず肝臓が壊れてしまう薬です。
はるさんはプレドニゾロンとほぼ同じ時期に服用を始めていて、効いているのかどうか不明だったのですが、はるさんの重責発作を抑えてくれる注射薬のペントバルビタールと同じバルビツール系の薬だったこともあり、最後まで休薬はしませんでした。
+ コンセーブ/ゾニサミド (抗てんかん薬)
比較的新しめの抗てんかん薬で、一般的には副作用はほとんどないと言われているため、フェノバールよりもこちらを好んで使う獣医さんもいます。
はるさんの場合は、漢方の先生からの副腎の働きを弱める副作用があるとの指導により休薬となりました。
+ 臭化カリウム
だいぶ昔から使われている薬品です。あまり効かないという話もある一方で、何種類かの抗てんかん薬にこれを追加したらやっと特発性てんかんのわんさんの発作が落ち着いたという話もいくつか聞きました。
肝臓で代謝されない薬のため、肝臓への負担を減らしたい場合は選択肢のひとつになります。腎障害のあるわんさんは要注意です。
+ DZP/ジアゼパム (抗てんかん薬)
重積発作時などにも使われる抗てんかん薬なのですが、服用薬の場合はすぐに耐性が付くため、通常は長期の服用はしません。
はるさんの場合は、常時続く舌の痙攣の抑制のためにずっと服用していました。必要性もそんなに意識していなかったため、一度は止める話も出ました。
はるさんは重積発作以降、夜になると呼吸が苦しそうになり眠れず、部分発作が頻発する症状が 1 年以上ずっと続いていました。主治医の先生の提案で、DZP の量を少しだけ増やし、症状が出始める 1 時間ほど前にあげ始めたところ、ぴたりと止まってよく眠れるようになりました。この夜の症状は脳炎由来で、抗てんかん薬は効かないと思っていたため、この結果は衝撃的でした。ただ、その他の明け方から昼に起きる全般発作には特に影響はなさそうでした。
その他、発作が続いた後になかなかおしっこをしてくれない時があり、その際にも主治医の先生の指示のもと、追加で食べてもらったりしていました。
副作用も量さえ気をつければ大きなものはない認識です。
+ ガバペン、イーケプラ (抗てんかん薬)
こちらは両方とも 1 日に 3 回服用する必要があるので、お仕事で家をあける方は少し難しいかもしれません。安全性は高いので、はるさんには結構な量を食べてもらっていました。イーケプラは薬価が高いです。
+ テグレトール (抗てんかん薬)
5 種類の抗てんかん薬でもほとんど発作が抑えられなかったため、試してみました。開始時、中止時ともに発作が増えることはあっても減ることはありませんでした。
+ イメピトイン (抗てんかん薬)
日本未認可のため海外から取り寄せてみましたが、開始時、中止時ともに発作が増えることはあっても減ることはありませんでした。
+ ドレドミン (抗てんかん薬)
今回はるさんは試せませんでしたが、獣医さんの中には人間用の抗てんかん薬も積極的に試してみるお医者さまもいらっしゃるようです。
+ ビブラマイシン、アモキクリア (抗生剤)
プレドニゾロンや免疫抑制剤等を服用しているわんさんは免疫が弱くなるため、抗生剤を一緒に処方されることがあるかと思います。
ビブラマイシンは単なる抗生剤なのですが、神経への作用があるとの症例があったこともあり服用していました。実際に開始時は体調が良くなり、休薬時には体調を崩すといった影響があり、再度服用を始めた経緯があります。
+ ペルサンチン
プレドニゾロンの副作用によってできやすくなる血栓の防止のために服用していました。
+ カモスタット
蛋白分解酵素阻害剤。はるさんの場合は炎症による組織の損傷を抑える目的で服用していました。
+ リピトール/アトルバスタチン
血液中のコレステロールを低下させる薬ですが、はるさんの場合はリンパ球のバランスを取る目的で服用していました。
+ オメプラゾール
プレドニゾロンの副作用である胃酸分泌によって胃が荒れるのを防ぐための胃粘膜保護薬です。食前 30 分前までに飲んでもらっていました。
+ タウリン
肝臓の保護が目的ですが、アルツハイマーにも有効等、脳への影響に言及した情報もありました。
+ タチオン
肝臓保護。
+ ウルソ
肝臓保護。
サプリ
(体重: 2.5 kg)
+ リバフィットS
肝臓ケア。
+ ヘパテクト
肝臓ケア。
+ オルニチン
肝臓ケア。
+ マリアアザミ
肝臓ケア。
+ サミーサポート
主に肝臓ケア。
+ シソの葉エキス
肝臓ケア。
+ マイトマックス
はるさんはお腹の調子が悪いことも多く、薬の吸収率が落ちると致命的なため、胃腸ケアとして主治医の先生から教えていただき食べてもらっていました。
+ フィトケア(カリウム)
はるさんは血液検査でカリウムの値が低いことが多く、ふらつきの予防の意味でも毎食食べてもらっていました。
+ プロラクト鉄タブ
血液検査や身体所見で貧血が見られていたので、貧血対策。(葉酸入りなので使うタイミングは要考慮)
+ ノイロビタン
ビタミン B 欠乏症によりてんかんが引き起こされる症例もあり、脳への栄養として食べてもらっていました。
+ AHS アミノピュアー
アミノ酸自体が肝臓ケアになるという情報と、プレドニゾロンの副作用で落ちていく筋肉への対策として食べてもらっていました。
+ クルクミン
Pubmed では抗炎症作用と抗酸化作用に関する情報が多くありました。
+ DHA
脳への抗酸化作用を目的に食べてもらっていました。
+ モリンガ
こちらも抗酸化作用を目的に食べてもらっていました。(結構苦いです。)
+ ルテイン
こちらも抗酸化作用を目的に食べてもらっていました。(カプセルを割って液体であげており、着色しやすいため大変でした。)
+ 柴苓湯
漢方の病院へ行く前には、1/20 の分量で 1 日 2 回食べてもらっていました。
+ ビタミンC
こちらは私自身が使用していたもので、効果を感じて抗酸化作用を目的に何度か少量であげてみたのですが、クエン酸が良くないのか必ず体調を崩したため停止しました。
注射、点滴
+ ペントバルビタール
はるさんの重積発作を防ぐために使用していました。調べるとなかなか危険な薬で、今は動物の安楽死などにしか使われていないようですが、はるさんの場合は量を気を付ければ特に問題はありませんでした。
発作の症状により、1 度に 0.20 ml - 0.28 ml で注射していました。重積発作後しばらくは発作の度に注射していましたが、落ち着いてからは群発発作の時に注射するなど様子を見ながら注射していました。
+ ミタゾラム
ベンゾジアゼピン系の注射液で、はるさんの場合はあまり効きが良くなく逆に興奮してしまい、1 時間ほどで薬効が切れてまた発作になってしまうことが多かったです。量は 1 回に 0.15 ml で、1 日 5 回くらいまでが目安とのことでした。
+ デキサメタゾン
ステロイドの注射薬です。はるさんには残念ながらあまり効きが良くなく、使用頻度は低めでしたが、免疫抑制剤の注射だけでは調子があがらなそうな時に同時に使用したりしていました。タイミングはプレドニゾロンと同様に朝が有効とのことです。
+ メチルプレドニゾロン
こちらもステロイドですが、静注薬です。さすがに家ではできないので、服用と注射のいずれでも回復しない時に、病院でビタミン剤や肝臓保護の薬と一緒に静注の処置をしてもらっていました。薬効は 2 時間と短いのですが、はるさんにはこれがとても効いて、脳炎の目印にもなる舌がきちんと引っ込んだり、処置後はほぼ毎回調子を取り戻してくれました。
その他
+ 水素水サーバー、アルカリイオン水
水素水は生成器、アルカリイオン水は通常のウォーターサーバーでお水のアルカリ度が高いものを選びましたが、あまり効果は感じられませんでした。
+ アロマ
脳炎に効くというレメディ (バッチフラワーレメディレスキュー、アズミラ カーム&リラックス等) や鎮静作用があるとされるハーブ (ラベンダー、サンダルウッド、プチグレン、パイン、カモミールジャーマン等) をいくつか試しましたが、はるさんの場合はどれも悪化する要因になったように思います。量の問題もあったのかもしれませんが、指示量であげても発作が増えて辛そうになることはあっても、抑えられたと感じたことはありませんでした。
特に薬に関しては相性もありますので、全てのわんさんの状態がこの薬で良くなるわけではありません。なお主治医の先生との相談で、薬は一部非公開です。
サプリに関しては効果があるという情報とないという情報いずれもあるものになります。可能な限り吸収率や脳への到達性を考慮して選びましたが、抗酸化作用を謳った各種ポリフェノールについては、吸収率が絶望的に低いものがほとんどですので、効果はおまじない程度だったかもしれません。
薬
+ プレドニゾロン (抗炎症薬)
脳炎を含む免疫治療では特に初期は必ず使用する薬です。
プレドニゾロンの増量は寿命の短さに直結します。増やさざるを得ないタイミングはもちろんあるかと思いますが、その量で服用を続ける時間が長ければ長くなるほど減薬が難しくなる薬です。あまり効果がないなと思った時などは、わんさんの体調を見てなるべく早めに少量ずつでも減薬出来ないか、獣医さんと相談してみてもいいと思います。
はるさんの脳炎は、朝あまり体調が良くない → 昼にかけてすこしずつ調子が上がる → 夕方から夕食後までは元気 → 夜から明け方にかけて最悪、というパターンだったので、試しに朝のプレドニゾロンを少し減らし、その分を夜にあげてみたことがありました。結果、夜はすこし楽そうになったのですが、昼の発作が増えてしまったため、結局朝に一度の投薬に戻しました。
基本は 1 日 2 回よりも、朝に一度に飲むほうが効果が高く、また肝臓への負担も少ないそうです。
効果の発現は飲み始め、もしくは減薬から 6 時間程度といった印象でした。
+ シクロスポリン (アトピカ)
副作用が少ない免疫抑制剤とのことでしたが、残念ながらはるさんの場合はあまり効きがよくありませんでした。
シクロスポリン服用後 5 日目でもはるさんの体調は悪化する一途だったので、セルセプトに変更しました。プレドニゾロンの耐性を弱める効果があるそうで、もし合う場合は良いお薬かと思います。
カプセルが大きめで割って与えることができないため、はるさんの場合は飲ませるのに苦労しました。猫さん用だと液体のお薬があるそうで、犬にどのくらい効くかは不明だそうですが、主治医の先生は実際にわんさんに使ってみたことがあるそうです。どうしても飲んでくれないときには、獣医さんに相談してみてください。
+ セルセプト (免疫抑制剤)
はるさんはセルセプトとは比較的相性が良く、シクロスポリンからの変更後 4 日程度で症状が落ち着き始めました。
副作用は間質性肺炎や、骨髄抑制による貧血など。貧血は鉄分サプリ等で補ってあげてください。薬価は高めです。
+ フェノバール (抗てんかん薬)
発作症状が出ると処方されることが多い薬かと思います。
プレドニゾロンと一緒に一定量を一定の期間服用していると、必ず肝臓が壊れてしまう薬です。
はるさんはプレドニゾロンとほぼ同じ時期に服用を始めていて、効いているのかどうか不明だったのですが、はるさんの重責発作を抑えてくれる注射薬のペントバルビタールと同じバルビツール系の薬だったこともあり、最後まで休薬はしませんでした。
+ コンセーブ/ゾニサミド (抗てんかん薬)
比較的新しめの抗てんかん薬で、一般的には副作用はほとんどないと言われているため、フェノバールよりもこちらを好んで使う獣医さんもいます。
はるさんの場合は、漢方の先生からの副腎の働きを弱める副作用があるとの指導により休薬となりました。
+ 臭化カリウム
だいぶ昔から使われている薬品です。あまり効かないという話もある一方で、何種類かの抗てんかん薬にこれを追加したらやっと特発性てんかんのわんさんの発作が落ち着いたという話もいくつか聞きました。
肝臓で代謝されない薬のため、肝臓への負担を減らしたい場合は選択肢のひとつになります。腎障害のあるわんさんは要注意です。
+ DZP/ジアゼパム (抗てんかん薬)
重積発作時などにも使われる抗てんかん薬なのですが、服用薬の場合はすぐに耐性が付くため、通常は長期の服用はしません。
はるさんの場合は、常時続く舌の痙攣の抑制のためにずっと服用していました。必要性もそんなに意識していなかったため、一度は止める話も出ました。
はるさんは重積発作以降、夜になると呼吸が苦しそうになり眠れず、部分発作が頻発する症状が 1 年以上ずっと続いていました。主治医の先生の提案で、DZP の量を少しだけ増やし、症状が出始める 1 時間ほど前にあげ始めたところ、ぴたりと止まってよく眠れるようになりました。この夜の症状は脳炎由来で、抗てんかん薬は効かないと思っていたため、この結果は衝撃的でした。ただ、その他の明け方から昼に起きる全般発作には特に影響はなさそうでした。
その他、発作が続いた後になかなかおしっこをしてくれない時があり、その際にも主治医の先生の指示のもと、追加で食べてもらったりしていました。
副作用も量さえ気をつければ大きなものはない認識です。
+ ガバペン、イーケプラ (抗てんかん薬)
こちらは両方とも 1 日に 3 回服用する必要があるので、お仕事で家をあける方は少し難しいかもしれません。安全性は高いので、はるさんには結構な量を食べてもらっていました。イーケプラは薬価が高いです。
+ テグレトール (抗てんかん薬)
5 種類の抗てんかん薬でもほとんど発作が抑えられなかったため、試してみました。開始時、中止時ともに発作が増えることはあっても減ることはありませんでした。
+ イメピトイン (抗てんかん薬)
日本未認可のため海外から取り寄せてみましたが、開始時、中止時ともに発作が増えることはあっても減ることはありませんでした。
+ ドレドミン (抗てんかん薬)
今回はるさんは試せませんでしたが、獣医さんの中には人間用の抗てんかん薬も積極的に試してみるお医者さまもいらっしゃるようです。
+ ビブラマイシン、アモキクリア (抗生剤)
プレドニゾロンや免疫抑制剤等を服用しているわんさんは免疫が弱くなるため、抗生剤を一緒に処方されることがあるかと思います。
ビブラマイシンは単なる抗生剤なのですが、神経への作用があるとの症例があったこともあり服用していました。実際に開始時は体調が良くなり、休薬時には体調を崩すといった影響があり、再度服用を始めた経緯があります。
+ ペルサンチン
プレドニゾロンの副作用によってできやすくなる血栓の防止のために服用していました。
+ カモスタット
蛋白分解酵素阻害剤。はるさんの場合は炎症による組織の損傷を抑える目的で服用していました。
+ リピトール/アトルバスタチン
血液中のコレステロールを低下させる薬ですが、はるさんの場合はリンパ球のバランスを取る目的で服用していました。
+ オメプラゾール
プレドニゾロンの副作用である胃酸分泌によって胃が荒れるのを防ぐための胃粘膜保護薬です。食前 30 分前までに飲んでもらっていました。
+ タウリン
肝臓の保護が目的ですが、アルツハイマーにも有効等、脳への影響に言及した情報もありました。
+ タチオン
肝臓保護。
+ ウルソ
肝臓保護。
サプリ
(体重: 2.5 kg)
+ リバフィットS
肝臓ケア。
+ ヘパテクト
肝臓ケア。
+ オルニチン
肝臓ケア。
+ マリアアザミ
肝臓ケア。
+ サミーサポート
主に肝臓ケア。
+ シソの葉エキス
肝臓ケア。
+ マイトマックス
はるさんはお腹の調子が悪いことも多く、薬の吸収率が落ちると致命的なため、胃腸ケアとして主治医の先生から教えていただき食べてもらっていました。
+ フィトケア(カリウム)
はるさんは血液検査でカリウムの値が低いことが多く、ふらつきの予防の意味でも毎食食べてもらっていました。
+ プロラクト鉄タブ
血液検査や身体所見で貧血が見られていたので、貧血対策。(葉酸入りなので使うタイミングは要考慮)
+ ノイロビタン
ビタミン B 欠乏症によりてんかんが引き起こされる症例もあり、脳への栄養として食べてもらっていました。
+ AHS アミノピュアー
アミノ酸自体が肝臓ケアになるという情報と、プレドニゾロンの副作用で落ちていく筋肉への対策として食べてもらっていました。
+ クルクミン
Pubmed では抗炎症作用と抗酸化作用に関する情報が多くありました。
+ DHA
脳への抗酸化作用を目的に食べてもらっていました。
+ モリンガ
こちらも抗酸化作用を目的に食べてもらっていました。(結構苦いです。)
+ ルテイン
こちらも抗酸化作用を目的に食べてもらっていました。(カプセルを割って液体であげており、着色しやすいため大変でした。)
+ 柴苓湯
漢方の病院へ行く前には、1/20 の分量で 1 日 2 回食べてもらっていました。
+ ビタミンC
こちらは私自身が使用していたもので、効果を感じて抗酸化作用を目的に何度か少量であげてみたのですが、クエン酸が良くないのか必ず体調を崩したため停止しました。
注射、点滴
+ ペントバルビタール
はるさんの重積発作を防ぐために使用していました。調べるとなかなか危険な薬で、今は動物の安楽死などにしか使われていないようですが、はるさんの場合は量を気を付ければ特に問題はありませんでした。
発作の症状により、1 度に 0.20 ml - 0.28 ml で注射していました。重積発作後しばらくは発作の度に注射していましたが、落ち着いてからは群発発作の時に注射するなど様子を見ながら注射していました。
+ ミタゾラム
ベンゾジアゼピン系の注射液で、はるさんの場合はあまり効きが良くなく逆に興奮してしまい、1 時間ほどで薬効が切れてまた発作になってしまうことが多かったです。量は 1 回に 0.15 ml で、1 日 5 回くらいまでが目安とのことでした。
+ デキサメタゾン
ステロイドの注射薬です。はるさんには残念ながらあまり効きが良くなく、使用頻度は低めでしたが、免疫抑制剤の注射だけでは調子があがらなそうな時に同時に使用したりしていました。タイミングはプレドニゾロンと同様に朝が有効とのことです。
+ メチルプレドニゾロン
こちらもステロイドですが、静注薬です。さすがに家ではできないので、服用と注射のいずれでも回復しない時に、病院でビタミン剤や肝臓保護の薬と一緒に静注の処置をしてもらっていました。薬効は 2 時間と短いのですが、はるさんにはこれがとても効いて、脳炎の目印にもなる舌がきちんと引っ込んだり、処置後はほぼ毎回調子を取り戻してくれました。
その他
+ 水素水サーバー、アルカリイオン水
水素水は生成器、アルカリイオン水は通常のウォーターサーバーでお水のアルカリ度が高いものを選びましたが、あまり効果は感じられませんでした。
+ アロマ
脳炎に効くというレメディ (バッチフラワーレメディレスキュー、アズミラ カーム&リラックス等) や鎮静作用があるとされるハーブ (ラベンダー、サンダルウッド、プチグレン、パイン、カモミールジャーマン等) をいくつか試しましたが、はるさんの場合はどれも悪化する要因になったように思います。量の問題もあったのかもしれませんが、指示量であげても発作が増えて辛そうになることはあっても、抑えられたと感じたことはありませんでした。
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